人生変えに京都の首途八幡宮へ行ったら、おじいちゃんが死んだ話

はじめまして。さっちーです。

簡単な自己紹介をすると、２６歳、女、三重県に住んでいる水瓶座です。

仕事は今年の４月から地元で人事をしています。大学を卒業してからは、アパレル関係の派遣やバイトでふらふらと流れるような生活をしていましたが、

もう２６歳になったことだし、そろそろ正社員すっか〜

という軽い気持ちで４月から晴れて正社員デビューを果たしました。

で、気づいたら半年。そろそろ責任感が芽生える時期ですね。

こんな私でもしっかりしないとなという気持ちが芽生えてきました。

でも、大学を卒業してからずっと頭から離れないことがあるんです。

このままずーっと死ぬまで楽しくないことをしながら

働いて、結婚して、子供を産んで、普通に一生を過ごしていくの？

そもそも普通って何なんでしょう？

私の中での普通は、休みたい時に休んで、行きたいと思ったところに行きたいと思った時にそこへ行って、時間や格好に縛られたりしない生き方が普通だと思っています。

なので、どこで働いていても、心の中に妙な違和感を感じてしまうのです。

このまま毎日を過ごすのは嫌だなあ〜と眠い目を擦りながら思った週明けの朝。

直感でそのまま仕事を休んで京都に行くことにしました。

どうせ行くなら人生を変えるような日にしたいと思って、

出発前に人生を変えるにふさわしい場所を検索していると

「首途（かどで）八幡宮」という神社が出てきました。

なんでも、源義経の奥州出発の地であり、旅行安全の神社であるとのこと。

人生に迷った時に行ってみるといいよ的なことが書いてあったので、そこへ行ってみることに。

こんなところにあるの？というような控えめに言って少し小さめの神社でしたが、中へ入ってみると雰囲気が少し違うような感じ。

人生に迷っているので、正しい道に導いてください！！

と一生懸命お参りしました。

出勤時間と同時に家を出たため、お参りが終わった時点で朝の10時。笑

その後は気の向くままに京都の街並みをふらふらと満喫して、その日は帰路につきました。

（余談ですが、京都の人たちの運転が荒すぎて何回か死ぬかと思いました）

家に帰って、今日お参りに行って何か変わるかなあと思いながら、次の日も何もなかったかのように仕事へ。

いつも通りに仕事をしていると、お昼休みにおばあちゃんから着信が。

どうせいつも通り「夜ご飯どうする？」とかだろうなと思いながら電話に出てみると、おじいちゃんが倒れて、今病院にいる。とのこと。

今検査をしているけど、ちょこちょこ会話もしているとのことだったので、そのまま仕事終わりに来いとのことでした。

うちは小さい頃に両親が離婚しているので、

幼稚園に行く前からお母さん・おばあちゃん・おじいちゃんの４人暮らしでした。

おじいちゃんはとっても優しくて、生粋のおじいちゃんっ子だった私は、よくおじいちゃんに着いて回っていました。

ご飯を食べる席もおじいちゃんの隣。おじいちゃんが畑仕事をしているのを見ながらで横で遊んでいたり、一緒にテレビを見たり、将棋をしたり、塾や友達の家に送ってもらったり、私にとっておじいちゃんはお父さん代わりのような存在でした。

お母さんたちからも、「あんたとおじいちゃんは、ちびまる子ちゃんのまる子と友蔵みたいなコンビやもんな〜」なんて、よく言われていました。

今までにも２、３回倒れたことはありましたが、心配して病院に向かうと毎回ケロっと元気そうに笑っていたので、今回も同じような感じだろうなんて思いつつ仕事が終わって病院へ向かいました。

どうせ病室にずっといても夜ご飯食べれないし〜なんて呑気に病院のコンビニでおにぎりを選んでいると、病室にいるお母さんから電話が。

 「今すぐ病室に来い」

そこから早かったです。

直接の原因は、畑に柿を採りに行った帰りに倒れて、頭を打ったときの脳内出血でした。

おばあちゃんから私に電話があった頃の検査では脳に少しの出血があったそうですが、私が病院に着い時の３回目の検査では出血が全体広がっていたそうで、お医者さんからの話では、

• 手術をして出血を取り除いて、植物状態となるか
• このまま手術をせずに、息をひきとるか

のどちらか選んでくださいとのことでした。

朝会った時いつもみたいにおはようって言ってたじゃん。

朝ごはんおいしそうに食べてたじゃん。

いつもみたいにテレビ見てたじゃん。

今年誕生日会しようって言ったのに。

台風で危ないからやらなくっていいっていうから、

違う日にお祝いしようって言ったのに。

何で喋ってくれないの？

寝てるみたいに見えるのに。

いつもみたいに笑った顔、見せてよ。

さちって呼んでよ。

食べるのゆっくりでもいいから、

トイレになんて何回行ったっていいあｋら、

歩くのがどれだけゆっくりでも手を繋いで一緒に歩くから、

一緒に喫茶店行こうよ。

床屋だって行こうよ。

病院だって連れてくからさ。

薬だって取りに行くよ。

もう一回、話したいな。

色々思うことはたくさんあります。

お通夜、お葬式が終わりましたが、まだ心の整理はついていません。

家にいると、いつもみたいにおじいちゃんがいるように感じます。

目で見ているはずなのに、まだちゃんと心では分かってないんですかね。

あの時、京都に行かなければ、あんなことお願いしていなければ。

おじいちゃんは生きていたのかな。なんて、考えてないと言ったら嘘になるかもしれません。

でも急すぎると、何かのせいにしたくなるものじゃないですか？

誰にも言わずに京都へ行ったので、少し吐き出したくってブログを始めました笑

これも何かの縁かな〜なんて。

ということで。

明日久しぶりの仕事、頑張るかーーーーー。笑

皆さんも頑張りすぎず、ほどほどに頑張りましょう。

ではでは。